MENU

質問

作成日:2021年10月19日

最終更新: 1日前

Q.SIMを切り替えると速度が遅くなりました。何故ですか? <ドコモ・au・ソフトバンクの周波数帯(バンド)一覧>

Android端末でdocomoの電波をキャッチできず”3Gから上がらない”や”4Gなのに遅い”という場合は
お住まいの地域やご利用中の端末の周波数帯(バンド)※1や端末(機種)が関係しております。

また、各キャリアが独自に販売しているdocomo以外の独自機種は建物内や地下、
地方で通信が遅くなったり圏外となる場合がございます。


<解決策>
● 使用可能端末(機種)かを確認し、対応外端末をご利用中の場合は 使用可能端末(機種)をご用意下さい。

● 対応外地域にお住まいの場合は、申し訳ございませんが弊社のSIMはご利用になれません。


iPhone 6s と同時期以降の端末は基本的にはご使用頂けますが、auのAndroid端末は一部使用できないものがございます。

※端末(機種)によってdocomoバンドに対応していないものがございます。
 docomoで取り扱っていない端末(機種)をご利用される場合はご注意下さい。

auとdocomoは使用している電波(バンド)の種類が全く違う場合がございますので、目安として
「ドコモの電波」を受信できる端末であるかをメーカーにお問い合わせ下さい。

※ドコモ電波は1・3・19バンドに対応している端末(機種)であれば大半が使用可能となっております。

詳細につきましては、下記に示す周波数帯(バンド)の一覧をご参照下さい。


docomoドコモの使用可能バンド】

 バンド1: 2.0GHz
 バンド3: 1.7GHz
 バンド19:800MHz
 バンド21:1.5GHz
 バンド28: 700MHz
 バンド42: 3.5GHz

ご自身の使用端末の周波数帯(バンド)を下記リンクよりご確認下さい。

◇ SIMロック解除が可能な機種の周波数帯(バンド)一覧<SoftBank

◇ SIMロック解除が可能な機種の周波数帯(バンド)一覧<au> 


【周波数帯をより詳しく知りたい方は下記をご覧ください】

総務省提供:周波数帯ごとの主な用途と電波の特徴


総務省提供:使用状況の一覧・詳細(令和2年3月1日現在)
PDF資料はこちら


総務省ホームページはこちら


※1 周波数帯(バンド)とは


周波数帯とは電波の周波数の範囲、“通り道”のようなもので、周波数帯ごとに特性が異なります。

各種の電波は特性から、超長波、長波、中波、短波、超短波、極超短波などに分類されます。

スマートフォンを含む携帯電話の電波は極超短波(UHF)と呼ばれ、テレビ放送や警察無線、列車無線、タクシー無線などにも使用されております。
直進性が強く、多少の山や建物の陰にも回り込んで伝わり、小規模な送受信設備でも通信できることから、幅広い分野で利用されている電波となります。

このような各種の電波は、さまざまな周波数帯で区分けされています。
どの周波数帯も全国を網羅しているわけではなく、都市部、地方山間部など、地域によって使用される周波数帯が異なります。

スマートフォンや携帯電話が使用する電波も「周波数帯(バンド)」と呼ばれる区分けで分類されております。
区分けは国(総務省)によって定められ、さまざまな電波が混信しないようになっております。
つまり、「周波数帯(バンド)」は通信速度や安定性に影響いたします。


周波数帯(バンド)の違いとは


スマートフォンや携帯電話に使われる「LTE」や「3G」という通信規格も、いくつかの周波数帯に区分けされております。
各キャリア(携帯電話会社)は複数の周波数帯に対応しておりますので、どれかひとつの周波数帯だけでも電波を捉える事ができれば、通信が可能となります。


各周波数帯について弊社で使用しておりますNTTドコモの回線で見比べますと、それぞれの特徴がさらに分かります。

もっとも高周波数の2.1GHz帯(バンド1)は、人口密度が高い都市部を中心に整備され、今後の主流となる周波数帯となっております。
高周波数帯ほど通信容量が多い特性から、大容量のデータでも高速で通信することが可能となっております。
電波が届く範囲は短いものの、都市部には基地局も多いため、問題はございません。
2.1GHz帯(バンド1)は海外製の端末も大半が対応しております。

LTE限定の1.7GHz帯(バンド3)は、主に東名阪エリアで展開されてきたもので、2.1GHz帯と併用されることも多く、最高速度は下り最大150Mbpsとなっております。
LTEの高速性を最大限に発揮できる周波数帯とも言えます。

1.7GHz帯(バンド3)と同じく1.5GHz帯(バンド21)も地方都市向けに整備されましたが、日本独自の周波数帯であるため、海外製端末は多くが非対応となります。

「プラチナバンド」や「FOMAプラスエリア」と称される800MHz帯(バンド19/バンド6)や、新たに携帯電話用として認可された700MHz帯(バンド28)は、主に地方で利用されております。
通信容量や速度は劣りますが、電波の到達範囲が長く、少ない基地局で広大なエリアをカバーすることができます。
NTTドコモの端末や、同じ回線を利用する弊社が地方から山間部でも安心して使用できるのは、800MHz帯の基地局網が日本全国に張り巡らされているためです。
800MHz帯は電波が障害物を回り込む形でも届きやすいため、あらゆる場所で幅広く利用できる周波数帯だとも言えます。
しかしながら、日本以外ではあまり使用されていない周波数帯となりますので、海外製の端末は非対応な場合もございます。


格安SIMやSIMフリー端末では対応周波数帯(バンド)に要注意!


MVNO(格安SIM)を利用する際には、端末が上記の各周波数帯に対応しているかどうかが利便性を左右します。

「MVNOに変えたら速度が低下した」「地方へ行くと電波が入らない」といった状況の大半は、端末の対応周波数帯が減り、
拾える電波が変わってしまったことによって引き起こされております。

日本独自の1.5GHz帯(バンド21)は非対応の機種が多くございますが、さらに1.7GHz帯(バンド3)にも非対応の場合、
2.1GHz帯(バンド1)の大都市圏を離れた際に、いきなり800MHz帯(バンド19/バンド6)にまで通信速度が低下してしまうこととなります。
なおかつ、800MHz帯にも非対応となると「地方では使いものにならない」という事態に陥ります。

バンド1、バンド3、バンド19の各周波数帯全てに対応する端末であれば、大都市圏を離れた際にもご利用頂けます。

因みにですが、800MHz帯バンド6は3G限定の古い規格となります。
800MHz帯の再編成でバンド19に内包されたため、バンド19対応機種はバンド6にも対応しております。